日本活断層学会2024年度秋季学術大会プログラム

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11月 2 日(土)午後

一般研究発表(口頭)

座長:田力正好

13:10  O-1  地中レーダ探査の3次元解析を用いた活断層の分布と変位の調査

○天児幹治・安江健一・野村成宏・丹羽正和・島田耕史

13:30    O-2    関田山地に認められる断層変位地形と山体重力変形との関係

〇渡辺 樹・石村大輔

13:50    O-3    山体重力変形の主要発達要因と断層の分布が与える影響

○中村義也・石村大輔

14:10  O-4   能登半島北部沿岸吉浦周辺における低位段丘の詳細地形と表層構造

〇赤井   東・安藤亮輔・宍倉正展・行谷佑一・細矢卓志・

後藤 慧・松本なゆた・寺田龍矢

休憩(14:30-14:50)

座長:吉見雅行

14:50   O-5    日奈久断層帯中部と南部セグメント境界部周辺の地震波速度構造

〇青柳恭平・高橋秀暢・木村治夫

15:10    O-6    断層近傍の強震動予測のための断層モデルの設定方法検討

〇乘松君衣・原          勇貴・遠田晋次

15:30   O-7    高知県室津港の歴史地震隆起の再検討と時間予測モデル(予察)

○中田 高・島崎邦彦・柴田 亮

     

11月 2 日(土)午後

一般研究発表(ポスター)

展示 午後 ~ 3日(日)15時まで

     

2日(土)16:00~18:00      コアタイム

     

P-1 研究機関と学会の協働による若手育成(その 6):「第 6 回  活断層の学校 in  つくば“国土地理院、産総研、防災科研で学ぶ活断層研究”」の開催報告

〇吾妻  崇・中埜貴元・藤原広行・山口   勝・中島秀敏・宮下由香里

P-2 アイトラッキングを活用した変動地形判読プロセスの記録と解析―キルギス 共和国チュー川盆地南縁の事例―

○松下紗弥歌・佐藤   剛・山口朱莉・松多信尚・越後智雄

P-3 キルギス共和国アク・ベシム遺跡で発見された唐代土塁の地震性変形構造と起震断層

〇佐藤   剛・若井明彦・越後智雄・山内和也・望月秀和

P-4 ネパール南東部ダマク市におけるヒマラヤ前縁帯活断層の剥ぎ取り標本の作成

〇熊原康博・八木浩司・Deepak Chamlagain

P-5 Drone mapping of periglacial gentle slope displaced by Ulaanbaatar fault around Bumbat, Mongolia

Serdyanjiv Narangerel, Yoshiya Iwasa, Yasuhiro Suzuki, Hideaki Goto, 〇Takashi Nakata, MitsuhisaWatanabe

P-6 2022 年 Mw7.0  台湾池上地震による変位と定常的なクリープ運動

〇松多信尚・村瀬雅之・林  正洪・林  瑞仁・陳 文山・西川由香

P-7 熊本市池上地区における立田山断層南西部のボーリング調査

〇太田耕輔・大上隆史・丸山    正・吉見雅行・根本夏林・田畑 薫

P-8 熊本市周辺(水前寺断層および立田山断層)における反射法地震探査

○吉見雅行・丸山 正・山田浩二

P-9 2016    年熊本地震の地表地震断層における地中レーダ探査およびボーリング調査

〇谷口  薫・渋谷典幸・渡邉和輝・小俣雅志

P-10 熊本地震の主断層トレースから離れた位置で生じた微小変位箇所近傍におけ  るトレンチ調査結果-南阿蘇村下野トレンチ-

〇渋⾕典幸・渡邉和輝・⾕⼝   薫・⼩俣雅志・杉本   惇・⾜達健⼈

P-11 熊本県西原村河原団地トレンチにおける副断層の構造解析

○渡邉和輝・小俣雅志・渋谷典幸・谷口 薫・杉本 惇・足達健人

P-12 熊本地震の地表地震断層主要部から離れた位置における断層活動イベント

〇小俣雅志・渋谷典幸・渡邉和輝・谷口 薫・杉本 惇・足達健人

P-13 四国地方中東部の山地部における高精度 DEM に基づく活断層分布

○吉田優駿・石村大輔・渡辺 樹

P-14 室戸半島御厨人窟付近の生物遺骸の分布高度とその特徴

森  渉

P-15 断層露頭の保全と活用:糸魚川―静岡構造線,新潟県糸魚川市フォッサマグナパークの例

〇香取拓馬・竹之内  耕

P-16 長野県北部,野尻湖西方における向新田断層の活動履歴と垂直変位量

〇竹下欣宏・花岡邦明・近藤洋一・関 めぐみ・中川知津子・廣内大助・野尻湖地質グループ

P-17 糸魚川-静岡構造線断層帯神城断層南部のトレンチ掘削調査

〇水谷光太郎・松多信尚・石山達也・杉戸信彦・安江健一・

竹下欣宏・藤田奈津子・澤  祥・道家涼介・廣内大助

P-18 長野県白馬村森上地区における神城断層の活動履歴調査

〇牧野美月・安江健一・廣内大助・松多信尚・藤田奈津子・道家涼介・佐藤善輝・水谷光太郎

P-19 阿寺断層帯河床断層露頭の UAV 撮影事例

○細矢卓志・後藤 慧・安江健一・宇治拓海

P-20 阿寺断層帯中部,中津川市加子母上桑原地区における掘削調査(速報)

〇廣瀨健大朗・安江健一・天児幹治・白銀美里・山崎伶士・太田 麗・宇治拓海

P-21 微動探査とボーリングデータを用いた活構造の検討−高田平野断層帯の例−

○青塚稜平・遠田晋次

P-22 敦賀断層の断層岩中に含まれる粒子の三次元配列

〇瀬能正太郎・澤田   渚・立石   良・島田耕史・岩森暁如・小川昌也

P-23 帯磁率異方性を用いた活断層の運動像推定の可能性

〇澤田   渚・立石   良・川﨑一雄・瀬能正太郎・島田耕史・岩森暁如・小川昌也

P-24 後期更新世の海成段丘から求まる地殻変動−ステージ5e 段丘から求める地殻変動との整合性−

〇白銀美里・松多信尚

P-25 河川急勾配度から考察する能登半島の第四紀後期の隆起傾動運動

〇柿内亮佑・遠田晋次

P-26 ピエゾドライブコーン試験からみる令和6年能登半島地震による内灘町での 液状化被害地域の表層地質

〇原   勇貴・塚脇真二・豊嶋祐太・秋葉拓己・謝 沛宸・遠田晋次

P-27 令和 6 年能登半島地震に伴う津波浸水と到達時間および痕跡高の分布

〇岩佐佳哉・中田  高・熊原康博・杉田 暁・濱 侃・青木賢人

P-28 令和 6 年能登半島地震に伴う石川県七尾市中島町の地表変位

〇宇根  寛・佐藤   浩・八木浩司・佐藤昌人・山田隆二

P-29 2024    年能登半島地震に伴う海岸の隆起量分布—白化ピリヒバ上限高度の高密度なGNSS 測位—

〇牧田智大・原西絢太・森 渉・山中 蛍・後藤秀昭

P-30 令和6年能登半島地震に伴い若山川沿いに出現した断層の掘削調査(速報)

〇安江健一・平松良浩・杉戸信彦・向吉秀樹・立石 良・道家涼介・白濱吉起・小川智史・廣瀨健大朗・

山崎伶士・原田隼輔・牧野美月・小林雅広・若林耕一朗・島田昌弥・沢田優菜・天児幹治・宇治拓海・

近藤梨紗・澤田  渚・瀬能正太郎・白銀美里

P-31 若山川沿いの地表変状付近における洪水後の地形と地質の観察

〇小川智史・原田隼輔・安江健一・平松良浩・青木賢人・小倉拓郎・森野善広

P-32 北海道知床半島北西縁周辺の活構造

〇田力正好・越後智雄

     

11月 3 日(日)午前

一般研究発表(口頭)

座長:熊原康博

9:00    O-8    繰り返し測量と人工構造物の変位計測によるフィリピン断層中部

                      ~南部のクリープ変位速度

〇堤  浩之・Jeffrey S.Perez

9:20   O-9    ウランバートル断層の南東部における最近の断層活動

○後藤秀昭・鈴木康弘・岩佐佳哉・中田 高

休憩(9:40-9:50)

座長:青柳恭平

9:50  O-10 近年の内陸大地震にみる地表地震断層の解釈に関する課題

○石村大輔・遠田晋次

10:10 O-11 令和 6   年能登半島地震に伴い半島内陸部に生じた局所的な地表変位

〇小林知勝・姫松裕志・中埜貴元・服部晃久・市村美沙・中島正寛

10:30 O-12 2024 年能登半島地震から改めて考える活断層近傍の地震活動の重要性

遠田晋次

     

11月 3 日(日)午前

中高生研究発表(ポスター)

11:00-11:50        コアタイム

H-1 かつて神通川はどこを流れていたか~呉羽山断層と隆起から考察する~

富山県富山市立西部中学校・田中智瑛

H-2 大地震に備えるために

長野県長野市立櫻ケ岡中学校

村山青葉・長田凌征・塩原紗耶・松澤花歩

H-3 飯山高校周辺における表面波探査による地下構造把握の取り組み

長野県飯山高等学校・羽田野 優

H-4 地学授業内で行った飯山高校周辺の巡検

長野県飯山高等学校・2 年理数地学講座

高山紗葉・富井満笑・増山若菜・

大塚結愛・髙橋心暖・西澤珠璃・

○中川知津子

H-5 善光寺地震が再び起きた場合の土砂災害の空間分布予測

~2016 年熊本地震からの推測~

長野県長野西高等学校・松下 佑

12:00-12:40    表彰式

昼 食

    

11月 3 日(日)午後

シンポジウム

令和 6 年能登半島地震から考える大地の動き

【趣旨】

2024 年 1 月 1 日に発生した令和 6 年能登半島地震では,能登半島北部から中部を中心に地震動や斜面崩壊により大きな被害がもたらされました.石川,富山,新潟などでは,この地震に伴い液状化が多数の地点で生じたほか,最大遡上高約 6 m の津波が確認されています. この地震では,半島北側の海域に分布する活断層がずれ動いた可能性が高く,沿岸部では著しい隆起で海岸が干上がりました.また,内陸部では若山川沿いなどで顕著な地表変状が出現しました.これらの現象をはじめとして能登半島地震を受けて多くの研究者が緊急調査・研究を精力的に進めています.本シンポジウムでは,これらの調査・研究の最新の成果について知り,能登半島地震を通して大地の動きに関して多面的に考えたいと思います.

13:30    趣旨説明

安江   健一(富山大学)

13:40    S-1    人工衛星から視る令和6年能登半島地震の地殻変動と断層運動

小林  知勝(国土地理院)

14:05 S-2 令和6年能登半島地震震源域周辺の地殻構造と断層構造

石山 達也(東京大学)

14:30 S-3 令和6年能登半島地震における岩体の崩壊ならびに海底の隆起にともなう地形変化

塚脇  真二(金沢大学)

(休憩 15 分)

15:10   S-4    能登半島地震における海岸の隆起と低位段丘の分布との関係

宍倉   正展(産業技術総合研究所)

15:35    S-5    令和6年能登半島地震に伴う海岸隆起と海底変状

立石 良(富山大学)

16:00 S-6 能登半島北部谷底平野に現れた背斜状の地表変状

白濱 吉起(東京大学)

16:25 S-7 令和6年能登半島地震における富山沿岸部での津波と住民避難の調査報告

呉  修一(富山県立大学)

(終了  17:00)