防災まち歩き地域ワーキングの実施報告
1.実施概要
・熊本県玉名市松木地区は菊池川と繁根木川の合流部に位置する市街地であり、水害リスクが高い地域である。
・被害を軽減するには地域住民の方にも自ら避難し命を守る行動の必要性を認識していただくとともに、いざというときに安全に避難ができるよう備えていただくことが重要となる。
・本取組では、地域住民の方々と行政が避難所までのルートを対話しながら歩き、気づいた危険箇所や、既往洪水時の状況等について、意見交換を行う。
・危険箇所はField ON!を使用しとりまとめ、意見交換時に示すとともに、WEB版の防災マップとして自治会に配布する。
2.ワーキングの実施
開催日時:令和6年11月17日(日)10:00~12:00
開催場所:熊本県玉名市松木地区(玉名市浄化センター~松木公民館)
参加者 :地元住民14名、玉名市4名、熊本県1名、菊池川河川事務所7名、(株)建設技術研究所7名
● ワーキング当日
10:00~10:10 ワーキング内容の説明
10:10~10:45 まち歩きの実施(地域住民が気づいた危険箇所をField ON!で記録)
10:50~11:00 座学
11:00~11:20 振り返り・まとめ会(Field ON!の記録を活用し意見交換)
3.まち歩きについて
地域住民の方々と、行政でまち歩きを実施した。まちを歩く中で、洪水時に危険になりそうな箇所、あるいは過去の経験から実際に水害のあった箇所などについて、対話しながら情報をField ON!に記録した。

まち歩きの様子1

まち歩きの様子2
4.座学、振り返り・まとめ会について
松木地区の特性を踏まえた水害・防災に関する話を座学形式で学習した。座学の内容を踏まえたうえで、Field ON!で記録した危険箇所の写真やマップを投影しながらまち歩きを振り返り、まち歩きを通じて気づいた点について意見交換を行った。意見交換を通じ、参加者全員で避難の重要性を共有することができた。


5.WEB版まとめ資料の配布
参加者以外の地域住民にも危険箇所を周知することを目的に、Field ON!で作成したまとめ資料は、意見交換の内容等を追記・整理したうえでWEB上で確認できる防災マップとして自治会に配布した


6.参加者からの感想(一部)
・防災の重要さについて気づかされました。日頃の準備が大切だと云う事がよく分かりました。
・あらためて松木地区は危険が多いところだと認識しました。
・たくさんの気づきを与えて頂きました。いざという時、どのように行動するか、家族で話し合いたいと思います。