令和5年8月23日
信州大学教育学部
1.実施概要
日時:令和5年8月20日(日)13時30分~16時00分
場所:真田中央公民館 大ホール
参加者:42名(30代~70代)
2.内容
【プログラム】
13:30 はじめに ごあいさつ 真田の郷まちづくり推進会議 防災部会長 木島久文様
13:35 講義① 信州大学特任教授 榊原保志
14:10 講義② 上田防災研究所たんぽぽ 西藤直義様
14:35 講義③ 信州大学教授 廣内大助
14:50 講義④ 長野県危機管理防災課 中村文哉様「信州防災アプリの使用方法」
15:00 ワークショップ ハザードマップを用いたDIG
15:55 解説 長野県NPOセンター事務局次長 古越武彦様
16:00 おわりに ごあいさつ 真田の郷まちづくり推進会議 西藤直義様
【概要】
前半の講義では,①信州大学榊原特任教授より台風災害のメカニズムや台風19号の気象的特徴,真田地区の過去の災害について,気象学の専門的知見をお話いただいた。②上田防災研究所たんぽぽ西藤様からは,台風19号での真田町の被害の実情,住民アンケートから見える避難における課題についてお話いただいた。③信州大学廣内教授より,本モデル事業の趣旨である「防災人材育成」の意義について説明を行い,④長野県危機管理防災課中村様より長野県が作成した信州防災アプリの概要と使い方について説明いただいた。本モデル事業では,県が作成した災害アーカイブや防災アプリを活用して,今後避難行動計画の作成を行っていく。
後半のワークショップでは,ハザードマップを用いたDIGを実施した。台風やゲリラ豪雨が発生する中でどのような避難行動をとるべきか,そのためにどのような判断・対応をするかについて,参加者どうしで話し合いを行った。最後に参加者からの意見を踏まえて,長野県NPOセンター古越様より解説を行っていただき,避難行動をとるための判断に関するお話をしていただいた。今後の研修会においても,ワークショップを重視した活動を行っていく。
次ページの参加者アンケート結果からは,モデル事業実施地区である真田町長地区からの参加者が多く,全体として満足度が高い様子がうかがえる。参加者年代は60代以上が全体の約3分の2を占めているが,30代・40代にも参加いただき本事業の意義について理解いただくことが出来た。
3.記録写真
4.取材実績
上田ケーブルテレビ
5.参加者アンケート結果
参加者感想(一部)
・災害がいつおこるか分からない状況下において改めて意識を高めるためのいい研修でした。DIGの実践・シチュエーション楽しかったです。(67歳女性)
・身近に起こった災害について振り返ると共にもう一度考えさせられた。災害時には他人任せではなく自分から考えて行動しなければいけないと思った。(50歳男性)
・当日の行動アンケートから見えてくる問題点や教訓が参考になった。これから作ろうしてる「地域のマイタイムライン」に興味が持てた。(73歳男性)
・自治会でこういう勉強ができて、一人ひとりの自分の命を守るという意識があるようにするためには何をしたらよいかわかりました。(72歳女性)
・防災についての基本的考え方を学べて「自分たちの生命は自分たちで守る」ということを改めて考える機会になった。(71歳男性)
以上
お問い合わせ
信州大学教育学部(担当:内山)
026-238-4087