シンポジウム

11月3日(日) 午後13:30~

令和 6 年能登半島地震から考える大地の動き

【趣旨】

2024 年 1 月 1 日に発生した令和 6 年能登半島地震では,能登半島北部から中部を中心に地震動や斜面崩壊により大きな被害がもたらされました.石川,富山,新潟などでは,この地震に伴い液状化が多数の地点で生じたほか,最大遡上高約 6 m の津波が確認されています. この地震では,半島北側の海域に分布する活断層がずれ動いた可能性が高く,沿岸部では著しい隆起で海岸が干上がりました.また,内陸部では若山川沿いなどで顕著な地表変状が出現しました.これらの現象をはじめとして能登半島地震を受けて多くの研究者が緊急調査・研究を精力的に進めています.本シンポジウムでは,これらの調査・研究の最新の成果について知り,能登半島地震を通して大地の動きに関して多面的に考えたいと思います.

13:30    趣旨説明

安江   健一(富山大学)

13:40    S-1    人工衛星から視る令和6年能登半島地震の地殻変動と断層運動

小林  知勝(国土地理院)

14:05 S-2 令和6年能登半島地震震源域周辺の地殻構造と断層構造

石山 達也(東京大学)

14:30 S-3 令和6年能登半島地震における岩体の崩壊ならびに海底の隆起にともなう地形変化

塚脇  真二(金沢大学)

(休憩 15 分)

15:10   S-4    能登半島地震における海岸の隆起と低位段丘の分布との関係

宍倉   正展(産業技術総合研究所)

15:35    S-5    令和6年能登半島地震に伴う海岸隆起と海底変状

立石 良(富山大学)

16:00 S-6 能登半島北部谷底平野に現れた背斜状の地表変状

白濱 吉起(東京大学)

16:25 S-7 令和6年能登半島地震における富山沿岸部での津波と住民避難の調査報告

呉  修一(富山県立大学)

(終了  17:00)